場 所:喜平図書館 第一集会室
参加者:16名
講 師:山口 淳子
<学習内容>
今回は「オーロラを描こう」の第一回です。
写真を使わず、美しいデジタルアートの世界を
フィルターのみで描きます。
1.背景を作成
(1)1024×768の新規画像を作成し、4等分のガイドを
引く。
(2)右方向から光がさしているように青から黒のグラデー
ションを方向を変えて3回描画する。
2.雪原の作成
(1)画像の下1/4に雪原を描くため「下塗り」フィルター
でノイズを掛け、≪遠近法≫ツールで遠近感を付ける。
更にレイヤーのモードを「スクリーン」に変更して手前
を明るくする。
(2)ここに白から透明のグラデーションを描き、「ノイズ」
フィルターでRGBノイズを掛ける。
(3)雪原の上部に向かって徐々に透明になるよう「レイヤー
マスク」を追加し白から黒のグラデーションを掛ける。
青い背景に遠近感のある雪原が現れる。
3.星の作成
(1)画像の上半分に星をちりばめるため、HSVノイズで
星の種を作成。
星が描かれた下側の部分にグラデーションを掛け
≪レベル≫ツールで密度の調整をする。
(2)再度HSVノイズを掛け、レイヤーのモードを「スクリーン」
に変更。
この一連の作業により色や密度の変化を得て、美しい星空が
出来上がりました。
4.山の作成
(1)雪を被って聳える遥かな山を描く。
新規レイヤーを追加し、画像の下1/4に矩形選択範囲を作成。
「ソリッドノイズ」フィルターでノイズを掛け、「渦巻と吸い
込み」フィルターを実行すると、ノイズの画像が大きく盛り上
がり「凄い!」との声が上がる。
これが山の基となる。
(2)白から透明のグラデーションを掛け、山に陰影を描画する。
(3)山レイヤーを複製し、一方を奥に配置して遠近感を付ける。
其々のレイヤーに「レイヤーマスク」を追加して、白から黒の
グラデーションを掛けると雪を被った碧山が現れる。
5.山に輝きを与える
山レイヤーを統合し更に複製する。
コピーしたレイヤーを青く塗りつぶしてモードを「オーバーレイ」
に変更し山の頂を輝く白にする。
6.遠くの木の作成
(1)新規レイヤーを追加、下1/4の箇所に矩形の選択範囲を作成し、
黒で塗りつぶす。
変形フィルターの「波紋」でギザギザを描き木の基を作成する。
(2)木の色を付けるため、RGBノイズで濃い緑色を描く。
今回は全体のほぼ40%まで進みましたが、後半はさらに手の込ん
だ作業が続きます。
次回美しいオーロラに感動する事が出来ると良いのですが…
報告 山口 淳子