2018年11月14日水曜日

<<第回119回勉強会>>

   日 時:11月5日(月曜日)13:30~16:00
 場 所:喜平図書館 第一集会室
 参加者:17名(講師・サポーター含む)
 講   師:山口 淳子

  <学習内容
  「オーロラを描こう」第三回 
  
  前回は深い森を作成し、手前に大きな木を配置する準備作業
  を終えたところで保存。
      今回は手前の大きな木を配置し、オーロラを描画して作品を
  完成
させました。
    
  1.最も手前に来る木を作成する
  (1) 手前にある木の間から森が見えるようなイメージで、木を
   拡大し、一部を画像からはみ出すように配置する。
  (2) ≪トーンカーブ≫で明るさを調整しこの木に光が当たって
   いるように
した後、其々の木に影を描画する。

  2.背景全体の調整
  (1)全てのレイヤーを統合して1枚のレイヤーに纏める。
  (2)これを複製しぼかしを掛けて、レイヤーのモードを変更し、
    背景を柔らかい印象にする。


  3.オーロラの作成(下拵え)
  (1)黒いレイヤーを作成。一点で交わる5本の白い直線を描画する。 
  (2)フィルター≪渦巻と吸い込み≫でこの直線を曲線に変える
 
 4.オーロラの作成2(変形)
  (1) 線が揺れているように≪波≫フィルターでゆらゆらした線
   変形したのち≪遠近法≫ツールで1/2の大きさに縮める



 5.オーロラの作成3(オーロラらしく)
  (1)≪風≫フィルターでゆらゆらした線に厚みを加える。
  (2)レイヤ―モードを「加算」に変更。背景の色と馴染んで薄い
          ブルーに
変化する。
  (3)黒から透明のグラデーションで下部を徐々に透明にして、
    大気の中に現れる自然現象としてのオーロラを表現。

 
6.オーロラを発光させ、着色する。
  (1)複製レイヤーを2枚作り、1枚はぼかしを掛けモードを変更。
    2枚目に虹色のグラデーションを掛け、モードを「乗算」に
          変更すると美しい色合いを持つオーロラが出現する。


        ぼかしやグラデーションで調整し完成!!
                 絵筆で描いたように・・・
3.で描画した直線の太さ、間隔などによって色々なオーロラが
    描けて
    一人一人違った味わいのある作品が出来上がりました。
              
           報告 山口 淳子

~作品集~



2018年11月4日日曜日

<<第回118回勉強会>>

日 時:10月15日(月曜日)13:30~16:00
 場 所:喜平図書館 第一集会室
 参加者:17名(講師・サポーター含む)
 講   師:山口 淳子

  <学習内容>
 「オーロラを描こう」の第二回です。
 フィルターのみで美しいデジタルアートの世界を描きます。

  前回は濃紺の空に星が瞬き、雪をかぶった山の下方に森の
  基となる木を描き始めたところで保存。
  
 1.遠くの木・中間の木を作成する
  (1)  画像の下1/4の箇所に作成した黒い矩形を「変形フィルター
     ・波紋」でギザギザに
し、更に水平方向の「波紋」と「ずら
      し」を適用して木の葉を表現

  (2)  これを2枚複製し、遠くの木を作成する。
    縦方向に波紋を描き、木の高さを不揃いにする。
  (3)   木の下側を徐々に透明にするため「レイヤーマスク」を追加
    して、白から黒のグラデーションを掛ける。
  (4)  ぼかしを掛け、「トーンカーブ」で明るさを調整
    レイヤーを複製しながら(2)(3)の作業を繰り返して、遠くの木
    中間にある木を作成
する。


    いつの間にか白い雪原にこんもりとした森が出現し、フィルター
    の力に驚きと感動が生じる。

2.近くの木を作成
      画像の左右に大きな木を作成する。
        やや大きめの中間にある木の左右の二本をコピー&ペーストし、
    新しいレイヤーを作成する所で終了。

          次回は最も手前に来る木が画像をはみ出すように配置して森を
    完成させ、オーロラを描きます。
   
                     報告 山口 淳子

2018年11月2日金曜日

<<第回117回勉強会>>

 日 時:10月4日(木曜日)13:30~16:00
 場 所:喜平図書館 第一集会室
 参加者:16名
 講   師:山口 淳子

  <学習内容>
 今回は「オーロラを描こう」の第一回です。
 写真を使わず、美しいデジタルアートの世界を
 フィルターのみで描きます。

 1.背景を作成
  (1)1024×768の新規画像を作成し、4等分のガイド
   引く。
  (2)右方向から光がさしているように青から黒のグラデー
   ションを方向を変えて3回描画する。

 2.雪原の作成
   (1)画像の下1/4に雪原を描くため「下塗り」フィルター
    でノイズを掛け、≪遠近法≫ツールで遠近感を付ける。
    更にレイヤーのモードを「スクリーン」に変更して手前
    を明るく
する。  
  (2)ここに白から透明のグラデーションを描き、「ノイズ」
    フィルターでRGBノイズを掛ける。
  (3)雪原の上部に向かって徐々に透明になるよう「レイヤー
    マスク」を追加
白から黒のグラデーションを掛ける。
   青い背景に遠近感のある雪原が現れる。


 3.星の作成
   (1)画像の上半分に星をちりばめるため、HSVノイズで
   星の種を作成。
   星が描かれた下側の部分にグラデーションを掛け
   ≪レベル≫ツールで密度の調整をする。
   (2)再度HSVノイズを掛け、レイヤーのモードを「スクリーン」
   に
変更。
   この一連の作業により色や密度の変化を得て、美しい星空が
   出来上がりました。

 4.山の作成
  (1)雪を被って聳える遥かな山を描く。
    新規レイヤーを追加し、画像の下1/4に矩形選択範囲を作成。
   「ソリッドノイズ」フィルターでノイズを掛け「渦巻と吸い
    込み」フィルターを実行
すると、ノイズの画像が大きく盛り上
    がり
「凄い!」との声が上がる。

           これが山の基となる。
  (2)白から透明のグラデーションを掛け、山に陰影を描画する。
  (3)山レイヤーを複製し、一方を奥に配置して遠近感を付ける。
    其々のレイヤーに「レイヤーマスク」を追加して、白から黒の
    グラデーションを掛けると雪を被った碧山が現れる。


 5.山に輝きを与える 
    山レイヤーを統合し更に複製する。
    コピーしたレイヤーを青く塗りつぶしてモードを「オーバーレイ」
    に変更し山の頂を輝く白にする。

 6.遠くの木の作成
  (1)新規レイヤーを追加、下1/4の箇所に矩形の選択範囲を作成し、
    黒で塗りつぶす。
    変形フィルターの「波紋」でギザギザを描き木の基を作成する。
  (2)木の色を付けるため、RGBノイズで濃い緑色を描く。

   今回は全体のほぼ40%まで進みましたが、後半はさらに手の込ん
   だ作業が続きます。
   次回美しいオーロラに感動する事が出来ると良いのですが…

                     報告 山口 淳子