2018年11月2日金曜日

<<第回117回勉強会>>

 日 時:10月4日(木曜日)13:30~16:00
 場 所:喜平図書館 第一集会室
 参加者:16名
 講   師:山口 淳子

  <学習内容>
 今回は「オーロラを描こう」の第一回です。
 写真を使わず、美しいデジタルアートの世界を
 フィルターのみで描きます。

 1.背景を作成
  (1)1024×768の新規画像を作成し、4等分のガイド
   引く。
  (2)右方向から光がさしているように青から黒のグラデー
   ションを方向を変えて3回描画する。

 2.雪原の作成
   (1)画像の下1/4に雪原を描くため「下塗り」フィルター
    でノイズを掛け、≪遠近法≫ツールで遠近感を付ける。
    更にレイヤーのモードを「スクリーン」に変更して手前
    を明るく
する。  
  (2)ここに白から透明のグラデーションを描き、「ノイズ」
    フィルターでRGBノイズを掛ける。
  (3)雪原の上部に向かって徐々に透明になるよう「レイヤー
    マスク」を追加
白から黒のグラデーションを掛ける。
   青い背景に遠近感のある雪原が現れる。


 3.星の作成
   (1)画像の上半分に星をちりばめるため、HSVノイズで
   星の種を作成。
   星が描かれた下側の部分にグラデーションを掛け
   ≪レベル≫ツールで密度の調整をする。
   (2)再度HSVノイズを掛け、レイヤーのモードを「スクリーン」
   に
変更。
   この一連の作業により色や密度の変化を得て、美しい星空が
   出来上がりました。

 4.山の作成
  (1)雪を被って聳える遥かな山を描く。
    新規レイヤーを追加し、画像の下1/4に矩形選択範囲を作成。
   「ソリッドノイズ」フィルターでノイズを掛け「渦巻と吸い
    込み」フィルターを実行
すると、ノイズの画像が大きく盛り上
    がり
「凄い!」との声が上がる。

           これが山の基となる。
  (2)白から透明のグラデーションを掛け、山に陰影を描画する。
  (3)山レイヤーを複製し、一方を奥に配置して遠近感を付ける。
    其々のレイヤーに「レイヤーマスク」を追加して、白から黒の
    グラデーションを掛けると雪を被った碧山が現れる。


 5.山に輝きを与える 
    山レイヤーを統合し更に複製する。
    コピーしたレイヤーを青く塗りつぶしてモードを「オーバーレイ」
    に変更し山の頂を輝く白にする。

 6.遠くの木の作成
  (1)新規レイヤーを追加、下1/4の箇所に矩形の選択範囲を作成し、
    黒で塗りつぶす。
    変形フィルターの「波紋」でギザギザを描き木の基を作成する。
  (2)木の色を付けるため、RGBノイズで濃い緑色を描く。

   今回は全体のほぼ40%まで進みましたが、後半はさらに手の込ん
   だ作業が続きます。
   次回美しいオーロラに感動する事が出来ると良いのですが…

                     報告 山口 淳子