2013年10月26日土曜日

<<会員の皆さんの作品コーナー>>



自分の中にある様々な想いを表現したいとの欲求は誰にでもあるものです。
パソコンを使って色々なソフトで物づくりをするのもその一つの現われでしょう。
今年7月に誕生したGIMPサークルもそんな想いを実現させたいとの考えから
発足しました。

現在、5人の世話人兼講師と13名の会員で構成され、6ヶ月をワンサイクルとして
2回の勉強会を続けています。
参加者一人ひとりが主体となっていきいきとして愉しみ、シニア世代を豊かなものに
出来たらなぁ・・・こんな願いを持ちながら、しかもステップアップも目指したい。
欲張っているでしょうか?

こんな欲張った願いのためか、毎回予定はオーバー気味で宿題を出す破目に・・・
なってしまいます。

GIMPは難しい」と言われながら、作品を拝見すると「流石❢」そこにはシニア世代ならではの
人生が刻み込まれていて、テクニックの如何に拘わらず、素晴らしい!!
暖かさや情熱、微笑ましさ、ハッとするほど新鮮な感覚、感性・・・
そこに表現された豊かさに接することが出来、幸せを感じています。

宿題を提出して下さった方々の作品を紹介して行きたいと思います。
どうぞお愉しみ下さい 。

 
 レタッチ応用編として勉強会の課題に用意したものですが、時間切れで宿題に・・・
 個別に行ったレタッチの技術を一枚の写真に生かす例として取り上げたものです。
 元画像の暗さを取り除き、凹凸を補正した上で、歪みの補正をしました。
 屋根部分の反りが解消され、建物全体の傾き、歪みが修正されています。

 歪みの補正は難しかった!

GIMPで作品作りの楽しさを味わってもらいたいとは常なる願いですが、これもレジメを配布するも時間切れとなってしまいました。
レジメを見ながら自力で作品を寄せて下さったものばかりです。 感謝!!


ラテ・アートのレジメは講師の行武さん自前のお城の写真をラテにしたものです。                     瓶の中の花はテキストを使っています。 野に沢山咲いたチューリップの一輪を切り抜く根気と結果に脱帽!
尚、ラテ・アートは10月8日付け《補講サポートの報告》編でも紹介しています。
併せてご覧ください。

次の三枚はシェイプエディタを使ってモザイク風に仕上げた作品です。
沢山の写真を一つに纏めるコツはテーマを持つことでしょうか。
深海の生物たち? 噛み付かれそう!(^^)!  個性豊かな生き物が表現されて、迫力ありますね❢                      男性らしい作品です。   


柔らかな色調で纏められた家族の時間。お祝いのパーティーかな? ワインの銘柄が覗いていたり、豪華なお料理が沢山並んで・・・想像を掻き立てられる作品ですね。

表題「夏から秋へ」 花と風景で季節の移り変わりを表現されています。縁取りの色合いも写真を生かしていて素敵!

2013年10月24日木曜日

<<第八回勉強会>>

1.日 時: 10月21日(月) 13:30~16:00
2.場 所: 喜平図書館第一集会室
3.講 師: 岡戸 洋祐        
4.参加者: 11名

<<学習内容>>

1.前回の学習内容の復習
  <曇天写真を準備した晴天写真(画像も明るく)にする>

  ① 曇天写真を開き、曇天部を「自由選択ツール」で囲み
    「色域を選択ツール」などを選択し曇天部をクリック
    →「選択範囲の拡大」と「境界をぼかす」
    (拡大とぼかす数値は曇天写真により適切に変えること)
  ② 「レイヤーとして開く」から持参の晴天写真を出す→
    「レイヤーマスク→レイヤーマスクの追加のダイアログから
    →選択範囲を選択し、画面ウインドウ上で移動ツールで
    曇天写真にマッチした晴天部分を持参の晴天写真から
    選択後→追加」
をクリックすると曇天部のみが持参の
    晴天写真部に置換される
  ③ 選択を解除し、曇天写真のレイヤーを選択し、今日は
    「トーンカーブ」機能を使って晴天にマッチした
    明るい画像に
変えて完成。
前回グラデーションを使って晴天写真にしたものを、今回は手持ちの写真を嵌めこむ方法で晴天に・・・ 下の風景に馴染むよう建物や木と接する空の部分にぼかしをかけるのがポイントです。晴れやかな夏空と明るい日差しが降り注ぐ公園が出現しました。講師の岡戸さんの鮮やかな作品です(*^_^*)  前回のものと比べてご覧になると違いがわかります。 


2.今日の学習内容
  <色褪せてしまった黒白写真を色鮮やかに蘇らせる
       テキストの元画像と完成画像です


  ① 古い黒白写真を開き、彩度とコント

    ラストで強調し、更に輪郭を
    アンシャープマスクでくっきり
    させる
  ② スタンプツールで黒白写真のごみや汚れを消す
  ③ 色塗り用のレイヤーを追加し、モードを「色」
    設定後、ブラシツールを選択、描画色を黒白写真の
    男女の顔と薄化粧化、衣類に合わせて設定し
    (どのような色合いの描画色にするかは塗り絵感覚

    で想像で設定してよい)、
    ブラシツールのサイズを適当に
    変えながら顔、口元と衣類を
    丁寧になぞる
  ④ 黒白写真のレイヤーから新しい

    レイヤーを追加し、
    そのモードを「色」に設定、

    背景の窓、壁部、地面の
    部分ごとに適当な描画色を

    変え、ブラシツールで
    なぞり
完成。
    ポイントは、古い黒白写真の汚れを

    落とし黒白の明瞭化
    描画色の色は、適度に不透明度を利用するとよい、
    なぞる手順はまずブラシサイズを小さくして輪郭を丁寧に
    なぞり、その後ブラシサイズを大きくして残部をなぞるとよい

3.宿題
  次回までにご自分の古い黒白写真をプリンターのスキャナーを
  使いパソコンに取り込み、上記2.の手順などに準じ、色塗り
  を試みて下さい。
  色塗りを簡単化する為、写真は単純な構成のものがよい。
  できた方は山口淳子さんに送付(ブログ用)及びUSBに
  保存し、次回持参願いたい。
  スキャナーを使ったことがない人は、仲間に聞いてパソコンに
  取り込み後、色塗り。又は世話人の石塚さん、サポーターの
  春日さん、行武さん、岡戸に写真を渡して頂ければ黒白
  写真化し送付しますのでそれを利用して下さい。

報告者:岡戸 洋祐




2013年10月16日水曜日

<<第七回勉強会>>



日 時: 10月15日(火) 13:301630
場 所: 喜平図書館第二 集会室
講 師: 復習:山口 淳子
     作品作成:岡戸 洋祐
参加者: 12名

<<学習内容>>

1.復習
  補正に使うツールの「位置合わせ」設定(第5章ステップ30)
   《修 復ブラシツール》のオプションに用意されている4通りの
   「位置合わせ」を 使い、コピー元として登録した画像を
   ある画像のコピー先に貼り付ける方法等で作品作りに
   活かせる技術。
   (前回の学習から復習したい事項の希望を聞き実施)

2.作品作り
 (1)「トイカメラ」風作品(第6章ステップ34)
   トイカメラとは、レンズが合成樹脂で作られた安価なカメラ、 
    撮影すると中央部分のみ鮮明で他はゆがみ、ぼけ、
    変色などが生じ、独特な雰囲気の写真が撮れる
  元画像の写真を「選択的ガウスぼかし」でベタ塗り風にした後、
   彩度を上げ鮮明にする。
  ②①レイヤーを複製しそれを適度にぼかし、その中心部部分を
   レイヤーマスクで透明にする。
  ブレンドツールでぼかし部分をグラデションにすると
   写真の中央部分だけが鮮明になり、その周りがグラデーション
   風に外縁に向かってぼける
  ④③露光不足にする(外縁部のみ薄い黒色になる)
  レイヤーを追加し、黄緑色に設定、レイヤモードを
   「オーバーレイ」「不透明度」を変えると中央部以外が
    薄い黒と薄い黄緑をブレンドしたような色合いになり、
    中央部分のみが鮮明なトイカメラ写真らしく仕上がり完成。
   

 (2)曇り空の写真を爽やかな晴天に変える作品(第7章ステップ36)
    晴天にする3通りの方法の学習と画像も晴天にマッチした
    明るさに修正する方法を勉強した。
  曇天写真の雲り空部分を「自由選択ツール」「色域選択ツール」
   で曇天部分を選択し、曇天以外の画像部分との境界をなじませる
   為に選択部分を少し拡大し、かつ、適度にぼかしをかける。
  選択した曇天の新規レイヤー(レイヤー名を青空)を作り、
   青色グラーデションを機能を使って、雲一つない、自然な
   青空にし、選択を解除、青空部分外の暗い画像を色の
   明るさコントラスト機能を使い明るくし晴天写真1点目完成
  ③②の画像を利用し、新規レイヤーを作成し(レイヤー名を雲)、
   メニューバーのフィルターより「下塗り」「雲」「ソリッドノイズ」
   を選択、レイヤーのモードを「スクリーン」に設定すると
   曇天部分が雲のある青空に変化し、選択解除し、写真全体を
   明るくして晴天写真の2点目の完成
  ④①の画像を利用し、自分で撮った青空写真をレイヤーと
   して開く。メニューバーの「レイヤー」から「レイヤーマスク」
   「レイヤーマスク追加」「選択範囲」「追加」をクリックすると
   選択部分のみ、自分で撮った青空写真になる。選択解除し、
   写真全体を適度に明るくし、晴天写真の3点目が完成。

左上の曇天の元画像に青空と雲を・・・晴れた空と公園に違和感がないように明るく。                   テキストは「明るさ・コントラスト」を指定していますが、トーンカーブを使ってみました。  
   尚、青空写真の画像サイズは、元画像の曇天写真サイズより
   同等以上のものを利用することがポイント
  後でもっと修正したい場合は、名前を付け、Gimp独自の張子.XCFで保存、

           OKの場合は、ファイルのエクスポート
   から拡張子.Jpegとして保存。

   尚、の部分は、宿題で自分で撮影した別の青空写真などを
   利用して自宅で試みることにした。

  報告者 岡戸洋祐

      近々、会員の皆さんが送って下さった宿題を纏めて掲載します。
     お楽しみに!

2013年10月8日火曜日

<<第六回勉強会>>



日 時: 10月7日(月) 13:301630
場 所: 喜平図書館第二集会室
講 師: 山口 淳子
     石塚 直樹
参加者: 14名

<<学習内容>>

前回の学習内容の復習
1.暗い写真を明るくする方法
  レベル、トーンカーブ、色相彩度、明るさコントラストの4つの機能で

  段階的に修正。
  暗さを取り除き、さらに鮮やかさと、コントラストの調整で見えなかった
部分もはっきりして「実はこんな光景だったのね」効果抜群です。
    
2.赤見の強い写真を本来の色 に近づける
  ここでも《レベル》機能の「白点を設定」で全体の赤みを無くし、明るさを
得る。
この設定のまま、《トーンカーブ》の色チャンネルで緑と青を調整し、写真の
色味を落ち着かせる。
白いお皿に盛られた苺ケーキが美味しそうになりました。

3.傾いている写真を水平に修正する
  修正の目安となる《ガイド》を見ながら画像を回転させ、水平にする。
  ここでのポイントは回転させる前にツールオプションの結果で切り抜き》
   を設定すること。
  さらに透明部分を《画像の自動切り抜き》で切り落とす。
《結果で切り抜き》との併せ技(?)てアッと言う間に綺麗な形に。

4.ゆがんで いる写真を修整する
レンズ補正》で写真の凸部分が平らになるよう設定。
全体が横に広がって中央の凸部分が目立たなくなった。
  この後、水平線および垂直線の《ガイド》を目安に 遠近法ツ-ル》で裾広がり
  になってしまった建物を補正する。
  
今回の学習
1.肌を綺麗に補正する
  1《修復ブラシ》を使って、テカリやホクロを除去。シワも目立たなくする・・・嬉しいツールです。
  2さらに《暗室》ツールで肌の赤い部分や歯を白く。
白くなりすぎたところは修復ブラシで周りの色になじませる。
   《修復ブラシツール》は肌の綺麗なところをコピーして、修復したい
ところをクリック。
但しやり過ぎは禁物です。あくまでも自然に。
モデルの女性はそれほど修正の必要なしでしたが・・・

 2.補正に使うツールの「位置合わせ」設定
   《修復ブラシツール》のオプションに用意されている4通りの
「位置合わせ」を使うことによって面白い効果を得ることが出来る。
《なし》の設定では、コピーした苺がクリックする度に現れる。
《揃える》ではどんなにクリックやドラッグを繰り返しても1つだけ。
《登録されたもの》は他の画像に貼り付けて使うようになっている。
《固定》コピー元の模様をブラシとして使うことが出来る。
修復ブラシツールで秋の草花コスモスをコピーしたものです。 このコピーの特徴は、貼り付けられた画像の色の影響を受けて、色が変化することです。プーさんの白い上着と赤い上着に貼り付けた色がはっきり違いま
       これらの機能は写真をそのまま貼り付けるのとは違う効果があり、
作品作りに活かせそうです。

最後にアルファチャンネルの理解と使い方について、石塚さんの詳しいレジメによる講義と実技がありました。
 アルファチャンネルは初めに設定しておくと、背景を透明にすることが簡単にできます。

 複雑で細かい花火の写真もアルファチャンネル追加で、簡単に背景を透明に出来ます。
花火は綺麗に切り抜けました!










繊細な線で描かれたイラストも切り抜いて、川下りの写真に合成。
    2時間半は短い!!
予定の3分の2が漸くこなせたかなぁ・・・
それとも欲張りすぎ?
「レタッチ応用編」は宿題となりました。
  報告 山口淳子